モンゴルは外国人にとって,豊かな観光資源に恵まれている.特に,日本,韓国とか,アジアの中小規模(国土)の国々では,広大な大陸性の景観がないためである.モンゴルの自然観光は,美しい自然とその特徴が顕在しており,国土の広さに比し,人口が少ないため,自然がそのままの姿でよく保存されている.
 
人の手が入っていない自然と野生の生態,遊牧民の文化,チンギスハーンの歴史等は,外国人観光客を魅力している.広大な草原と境界のない大景観,平地と山地の対比,湖沼と河川,ゴビ砂漠,どこまでも伸びる草原,野生動植物がモンゴルの大自然の特徴を構成している.シベリアタイガ森林地区と中央アジアの草原,西部の急峻なアルタイ山脈そして南部のゴビ砂漠,東部では,世界的に有名なメネン草原がある.
 
モンゴルでは,世界的に有名な米国等の国立公園である,ヨセミテ,イエローストーン,グランドキャニオン,カナディアンロッキー,ひいては,欧州のアルプス的景観を楽しめる.且つ,ハンチングツアー,フィッシングツーでも魅力的である.世界で最大な体,角を持つアイベックス(野生山羊),野生羊(アルガリ)を狙うハンターが多い.また,河川で最大な魚と言われるタイメン魚(イトウ→2m近い),チョウザメ,パイクはフィッシングが好きな日本人にはお勧め.東京からウランバートル(UB)まで直行便で4~5時間で来られるので,米国,カナダ,欧州まで10~15時間かかることを考えると,UBは遥かに近いし,モンゴルは, アジア東北部の一大観光拠点になりうる下地がある.
 
夏のエメラルドグリーンの草原,気持ちよい風,湖沼群,野生動植物,種々の野鳥,とりわけ,開かれた大空,色々な形の浮かぶ雲,パステル色の素晴らしい夕焼けと沈む夕日,そして,夜空に輝く天の川と正座群は本当に素晴らしい.郊外では,何も人工物がない,音がしない,ただ,頬を撫でる気持ちよい風の音だけの空間が楽しめる.夜になると,周辺に,人工的な光が存在しない世界がある.一度,訪問すると心が洗われる思いがするであろう.自然の大きさを改めて感じることができるから,人は,人生の新しい意義を発見できるであろう.
 
モンゴルへいらっしゃいませ ..........